2009年8月14日金曜日

ブロードバンド(20090814)

 老母がヘルペスを発症し入院したので、九州の田舎に一時帰省している。この町ではまだ光ケーブルが引かれていず、ADSLを追加契約してようやくインターネットに接続することができた。もし光回線が引かれていれば持参した携帯パソコンを接続してすぐこのブログを書くことができたのに、月々1300円余り通信経費が増えることになった。

 男はこの携帯パソコンさえ持って行けば、日本中どこでも世界中どこでもインターネットに接続して通信ができると思い込んでいた。ところが、通信プロバイダーとの契約は光かADSLかあるいは無線かによって個別の料金体系があるのである。言われてみれば確かにそのとおりである。男が契約しているのは光とダイヤルアップ回線だけである。しかし、今時ダイヤルアップ回線は通信速度が極端に遅く、せいぜいEメールにしか使えない。まして、この携帯パソコンにはダイヤルアップ接続のポートなどついていない。

 NTT西日本116番の窓口担当嬢Sさんは大変親切であった。男はなんとしてでも今すぐこの携帯パソコンでインターネットに接続したかった。プロバイダーOCNの窓口担当では、認証IDなどを得るのに数日かかると言っていたが、SさんはOCNにかけあってくれて、1時間もしないうちにADSL用の仮の認証IDとパスワードを知らせて来た。本物は文書で数日中に横浜の男の自宅に届けられることになった。

 男はNTT西日本116番に電話し、独り暮らしの老母のために町が準備してくれている緊急連絡装置との接続のことを相談したついでに、Sさんに男の感謝の気持ちを伝えて欲しいと、電話に出たGさんに言った。Sさんは職務として当然のことをしたまでであろうが、男はこの田舎でようやくブロードバンドに接続できたことが嬉しく、Sさんには是非感謝の気持ちを伝えたかったのである。SさんもGさんも若い女性で、男のような不特定多数の顧客からのいろいろな相談や苦情を裁く仕事をこなしているのであろうと思う。